はぐみだより
  • 2019.05.07
  • blog 茨木はぐみ

保育内容「表現」について

はぐみ保育園では、厚生労働省の保育所保育指針に則り、

保育目標や保育内容を定めています。

保育所保育指針は定期的に改訂されており、

最新の指針は2018年に施行されました。

時代に合わせてその時々に必要な「保育」(=教育と養護の一体的な提供)が示されています。

 

「国の保育方針は時代遅れ!」という意見もありますが、

実は保育実践に欠かせない大切なこともたくさん詰まっています。

 

学生以来、保育指針を読む機会があまり取れない保育士も多いようですが、

はぐみ保育園では、習慣的に保育指針を確認できるようにしています。

 

前回の記事の「鯉のぼり製作」では、「表現」に関わる以下の部分を参考にしました

 

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保育所保育指針(2018年施行)

1 乳児保育に関わるねらい及び内容
ウ 身近なものと関わり感性が育つ
(ア)ねらい
1 身の回りのものに親しみ、様々なものに興味や関心をもつ
(イ)内容
2 生活や遊びの中で様々なものに触れ、音、形、色、手触りなどに気付き、感覚の働きを豊かにする

 

2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容
(2)ねらい及び内容
オ表現
(ア)ねらい
2 感じたことや考えたことなどを自分なりに表現しようとする
(イ)内容
1 水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ
(ウ)内容の取扱い
1子どもの表現は、遊びや生活の様々な場面で表出されているものであることから、
それらを積極的に受け止め、様々な表現の仕方や感性を豊かにする経験となるようにすること。
2子どもが試行錯誤しながら様々な表現を楽しむことや、自分の力でやり遂げる充実感などに気付くよう、
温かく見守るとともに、適切に援助を行うようにすること。

 

3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
(2)ねらい及び内容
オ表現
(ア)ねらい
2 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ
(イ)内容
4 感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったりなどする。
5 いろいろな素材に親しみ、工夫して遊ぶ。
7 かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりなどする。
(ウ)内容の取扱い
2 子どもの自己表現は素朴な形で行われることが多いので、保育士等はそのような表現を
受容し、子ども自身の表現しようとする意欲を受け止めて、子どもが生活の中で子どもらしい様々な表現を楽しむことができるようにすること。
3 生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、
他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。

 

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時代の変化に伴い、教育も変わっていきますね。

ただ、文章で書くことは簡単でも、実際に保育に取り入れるのは難しい部分もたくさんあります。

 

はぐみ保育園の保育士たちはみんな保育が本当に大好き!なので、

日々試行錯誤しながら、どうしたら子どもたちの自己表現を引き出せるか、

園内外で意見交換を行いながら保育を行っています。

子どもたちがどのように成長してくれるかわくわくしながら計画し、

実践して、振り返って反省し、また次に活かすことが

保育士として一番のやりがいの部分です♪